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ちりはつもれど ちりぬるを

バクマン読了

本日、バクマン。を20巻全て読了した。

 
つい最近、本作が完結したことを見かけて、またドラマにもなるということを見て気になって、全巻を読み終わりました。ただ、もっともドラマを見たいとは思っていない。
 
総評は★5。
 
2008年に連載が開始して、何話か忘れたが、亜豆と真城の二人が席替えで隣の席になり「お腹がなったらどうしよう」という見開きのページを見て、この漫画は面白いって思ったことその時のことを今でも覚えている。
単行本も買ってたのに、いつの間にか買わなくなって、その理由も忘れてしまったが、このシーンを読んだときに感じた衝撃みたいなものは覚えている。
 
最終話でもその話が出てきていて、いちばんの見せ場だったのだと思った。
 
物語は王道なハッピーエンドで終わって良かった。個人的には蒼樹と平丸がデートをして、プロポーズをする話の方が好みだった。担当の吉田に言葉巧みに踊らされてても、平丸の良いキャラが出てて好きなキャラだ。蒼樹センセは単純に可愛くて良い。
 
物語の中で、何度も漫画の作り方や魅せ方が話し合われているが、その魅せ方をバクマン。という漫画でも実際に行われてて、なるほどあのセリフで言ってたのは、このシーンのことかなどと感心しっぱなしだった。シリアスなのに笑えるという平丸作のコアラの漫画の分析をして、それが高木と真城達の行動にも表れていたりしてとても良かった。
 
ただ、小畑健の絵がどんどん変になっていったのは気になってしまった。ちょっと雑というか、キャラの顔の輪郭がどんどん尖っていっていたり……。何かしらの意図したものなのかも知れないが、どういう効果を狙ったものか分からなかった。ヒカルの碁の時も感じましたが、手の描き方に違和感を抱いてしまう。
 
 
漫画なので絵が気になってしまって集中できなかったのは残念だったけど、面白かった。