'sqr'atch-note

ちりはつもれど ちりぬるを

Kindleで読書

身の回りにKindleで技術本を買って読んでる人がいないので、分からないけど、世の中的にはリフローの方が読みやすいというのが一般的なのだろうか。

欲しい本をAmazonで検索してKindle版をみるの固定レイアウトよりもリフロー形式の方が多い印象。数年前は、リフローの方が文字が拡大できたり検索が出来るから便利だと思っていたけれど、最近は電子書籍の技術書を読むなら固定レイアウトだなと考え方が変わってしまった。

それは、元々紙の本を読むときに、紙面に書き込みやラインを引いたりしないので、リフローで出来ることをしないことと、編集者と著者が読みやすく編集してくれてるレイアウトで読める方が分かりやすさが違うと思うに至ったから。

紙面は、図表や文字の配置が考えられて構成されているので、やはりただ文字が並んで、適当に図表が配置されてるよりも断然に読みやすさが違う。例えば、みんなのデータ構造という本があるのだけど、これはとても違いが分かりやすいと思う。この本は有志が翻訳して作ったPDFとラムダノートから出版されてるPDFの2種類が存在する。その2つを比べてみると一目瞭然で、ラムダノートから出ている方が圧倒的に見やすい。これは固定レイアウトであるPDFの話だけど、固定レイアウトでさえこんなにも違いがあるのだから、文字の折り返しなどが個々の端末の設定で変わってしまうリフローは言わずもがなと思う。

たぶん、リフローであったとしても、どうにかKindleアプリの作りが良くなれば、読みやすく出来るんじゃないかとは思う。ただ、現時点ではフォントサイズや行間の指定などにあまりにも制約があり過ぎて、控えめに言っても読みやすい状態には出来ない。 現状、そういうことだから、個人的には固定レイアウトで読みたいと思っている。

と、ここまで書いておいてKindleの固定レイアウトは、PDFではなくjpegのような画像なので、文字が潰れて読みづらい本もあるので、手放しにKindleの固定レイアウトが良いとは言えない。そこは解像度を上げてもらうか、プリントレプリカ形式と呼ばれる形式が当たり前になって欲しいと思う。

というようなことをコロナ禍で、書店にも行けず、Amazonで検索をしても紙の技術書は在庫無しで、読みたくても読めない苛立ちを抱きながら、考えてた。