- 日常的にDockerを活用してないのでDockerの情報が追えておらず知識が古くなってしまいがちなので、最近の情報をキャッチアップするためにも買って読んでみた。
- 本書は、2018年の初版を大幅改訂した"改訂新版"ではあるが、ぼくは初版の方を読んでいない。
- 意外(失礼)に内容がしっかりしており好印象。表紙がポップだったので、よくある入門書のように簡単に使い方を説明して終わりなのかなと思っていた。
- 実際には、コンテナをどう設計するか(第3章)、第9章以降は運用していくための知識がまとまっており、非常に良かった。
- 4章では、Webアプリケーションにおいてよく用いられるWeb3層アーキテクチャのWebアプリケーションをコンテナで構築するというハンズオン形式の内容になっている。
- 個人的な本書での学びは、envsubstコマンドの存在を知ったことで(p.151)、本書ではnginxのイメージで利用できるテンプレートエンジン的な仕組みとして紹介されてる。中身はenvsubstコマンドをラップしたシェルスクリプトで実現している。
- 普段、ホスト環境を汚したくないけどミドルウェアの動きを見たいからコンテナ使ってるケースが多いので、使い捨て前提でコンテナのベストプラクティスを無視した汚いDockerfileを書いてしまっており、本書で述べられているような「より良いイメージを作る」こともあまり意識していない。
- マルチステージビルドとenvsubstコマンドは、次にコンテナを作るときには意識していきたい。
- 無意識に動かしてる部分であっても、こういう本の説明を見て始めて仕組みに気づいて納得できるという場面があるし、やはり読書は面白い。