'sqr'atch-note

ちりはつもれど ちりぬるを

インプット:アウトプット=10:1

タイトルは、適当。アウトプット出来ないは、インプットの量がそもそも少ないということを言いたい。

最近、去年に比べると20倍くらいのペースで技術書を読んでるのだけど、それでもアウトプットが出来ない。アウトプットっていうのはここでは、学んだことを整理して、何らかの形(ブログやら)で世に出すことを指している。最近だと、TLSについて勉強をして、だいたいどういう処理をやっているのかは分かったから、TLSの特に鍵交換について軽く人に話そうと思い、DH鍵交換の安全性を担保している離散対数問題についてまとめようとしてみたら、全然人に出せるレベルまで文章が書けないことに非常に驚いた。普段から本を読んだりしても、あんまり頭に残ってないなとか思って、記憶力が全然ないんだって思ってたけど、そうじゃなくてインプットが足りて無くて、理解が足りてないっていうことだったんだなと、気づいた。

とはいえ、アウトプットが出来ないのは、インプットが足りないのはそうだが、アウトプットできるレベルまで黙々と勉強してたら良いかというと、それも効率が悪かろうと思う。禅問答みたいなことになってしまうけれど、〇〇についてアウトプットします、って意識したタイミングで、足りてないインプットに気づくことが出来るので、まずはアウトプットしようとするのが良いのかなと思う。

今振り返ると、本は読めてなかったけど、去年は”今月のテーマ”っていうことで、、1ヶ月間特定の技術について調べて、それについて必ずアウトプットをするということをやっていたなと思い出した。その試みも、2ヶ月位は続いたけど、ちょっと忙しくなって、それを言い訳に止まってしまった。ちょうど、2019年6月にIPoEとPPPoEを調べて、翌月7月にDNSについて調べたことが手元の記録に残っていた。思い出しはしたけど、今年もそういう形でやるのは、イマイチかなと感じる。

先月から今月にかけて調べているのは、ダイナミックルーティングなのだけど、それのアウトプットはなにか?って考えると、自分で例えばOSPFが実装できます、ルートをアドバタイズさせられますっていうことだと思うので、基本的に何も参照せずに実装ができれば良いかなと思っている。それに、OSPFに関しての記事はネット上に腐るほど載っている(それが正しいかどうかは置いておいて)。なので、OSPFを調べてブログのような形で記事にまとめてアウトプットするのは、イケてないかなと思う。とはいえ、誰のためでもなく自分のために整理しておく必要はあるので、それをインターネットにパブリックにするために、文章の構成やアレコレどれを公開するかっていう考えることまでするかどうかでしか無い。

話が逸れてしまうけど、インプットが足りないって言う話に合わせて、漫然と本を読むんじゃなくて、仮想生徒みたいなものを頭の中に用意して、頭の中で対話しながら読み進めるもの大事なんだろうなと思う。ただ、ダイナミックルーティング周りでそれをやっても、疑問に答えるために自分で調べる必要があり、100調べてようやく欲しい答えの1が得られるような感覚なので、時間がいくらあっても足りない。効率厨では無いけども、正直いまそんなに自由な時間があるわけでも無いので、ある程度効率的に学習は進めていかなければ、あっという間に歳を食ってしまうなという焦りがある。この辺りは勉強法の話なので、また気が向いたら書いていく。