- 9月に『初めてのGo言語』と『実用Go言語』を読んだので、Golang入門者のレベルからみてのレビューもとい感想。
- まず2冊とも、Golangの基礎文法から説明している、プログラミング入門者向けの易しい本ではない。
- もちろん初心者を阻んでいるわけではなく、2冊とも基礎的な文法を説明する付録が付いている。ただ、あくまで付録である。
- 付録とは言っても『初めてのGo言語』の方の付録A, Bはかなり力の入った付録だなと思った。
- 初めてのGo言語 —— 他言語プログラマーのためのイディオマティックGo実践ガイド サポートページ — マーリンアームズ株式会社
- 付録は、↑からほとんどの部分を読める
- 『実用』の方は、開発の現場でGolangを使って開発を進めるための、タイトル通りの使い方の説明に寄った内容になってる。
- 使い方の説明というとニュアンスが違ってくるかもしれないけど、単なるハウツー本ではなく。ベストプラクティスが説明されてるという感じ。
- 『初めての』は、「初めての」タイトルには書いてあるが、プログラミング言語の入門者向けの本ではなく、ターゲットは、別の言語をすでに学んでおり、2つ目以降にGolangを学ぼうという人が対象になっている。加えて、少なくともGolangのチュートリアルをやったような、Golangをかじった人向け。
- 正直、どちらも非常に内容が良くて甲乙つけ難い。2冊ともGolangについて書かれているので、記述が重なる部分は当たり前にあるものの、じゃあ2冊の違いはというと、『実用』の方が実践寄りの話を知りたい目的向け、『初めての』の方はGolangをより深く理解したいという目的向けかなと思う。
- 個人的には、『初めての』が人にはオススメしやすいかも。
- ほんとうの意味でプログラミング入門者、1つ目の言語をGolangを選んだという(奇特な)入門者向けのGolangの入門書があるのかどうか?を考えると、いくつか本があるけど、読んだことがないからどうにも分からない。
- Go の最初の手順 - Training | Microsoft Learn
- Webで無料でみられるチュートリアルとしては、これが一番易しくて分かりやすい気がした。たぶん。
- なんとなくGolangについてこのチュートリアルでわかった後は、『Go言語Webアプリケーション開発』や『Goプログラミング実践入門』を使って、手を動かしてみてGolangに慣れていくのが良いんじゃないかと思う。
- その上で、『初めての』か『実用』の2冊のうち、どっちが必要か(理解を深める向きか、より実践向きか)を考えてみて読んでみるのも良いかもしれない。