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ちりはつもれど ちりぬるを

自作PC組み立て後の話(その3)

自作PCについて最後のエントリ。次回自分で作るときのためにも念の為文字に起こしておく。

CPU

  • CPUのパッケージに入っている標準ファンのグリスは、粘度がめちゃめちゃ高いようで一度取り付けると取り外すのが非常に困難。粘度が強いので、ファンを取り外そうとするとヒートスプレッダも一緒に取れる可能性がありそう。なので、極力標準ファンは使わずに別のCPUクーラーファンを買って、違うグリスを使うのが良さそう。
  • さらに、塗られているグリスの量もめちゃめちゃ多いような感じがした(Ryzen 5 3600のワンケースしか知らいないので、ほかはそうでもないのかもしれない)。グリスが多くて、ちょっと脇から漏れてしまい、危うくピン側にも付いてしまうところだった。
  • グリスは、別途買うと結構な値段してしまうが、万が一配線側にグリスがたれてもショートしにないよう非伝導性のグリスがあったりする(SMZ-01Rとか)。

最小構成起動

  • CPU、メモリ、(必要なら)GPU、電源で起動してみる。BIOSが起動してくるかどうかを確認する。
  • 初回起動の状態
    • 正常な状態:ファンが最大回転→ファン回転数が調整される
    • #今回の場合、ファンが最大回転のままで調整が入らず、POSTステータスチェッカーが点灯していた。

トラブル時

ワンコイン診断

  • ワンコイン(500円)で、交差検証をやってくれる店舗サービスがあるので、それが利用できるなら、利用してみるのが良い。

切り分けの順序

a.電源を入れると、1秒もたたずにすぐに切れる。FANが回りかけるけど、プツンと落ちる。
 電源装置が保護モードに入っています。どこかがショートしている可能性が高いです。

b.電源を入れると、FANが回らない。ビープ音が鳴らない。ディスプレイに何も表示されない。
 電源装置または、マザーボードの故障の可能性が高いです。

c.電源を入れると、FANが回る。ビープ音が鳴らない。ディスプレイに何も表示されない。
 メモリまたはマザーボード、CPUの故障の可能性が高いです。

d.電源を入れると、FANが回る。ビープ音が鳴る。ディスプレイに何も表示されない。
 ビープ音のパターンを聞き分けてください。
 BIOS警告音一覧→http://www.redout.net/data/bios.html
 マザーによっては英語で発音するものなどもあります。

e.電源を入れると、FANが回る。ビープ音が鳴る。ディスプレイにエラーメッセージが表示される。
 エラーメッセージをGoogleなどで検索してください。対処法が記載されています。

f.電源を入れると正常に起動しているように見えるが、数秒たつと電源が落ちる。または、再起動を繰り返す。
 熱暴走・ノイズの可能性が高いです。CPUファンやチップセットファンの取り付けを再確認してください。
 電源装置を交換したり、電源ケーブルを編んでみて(ツイストにする)ください。

最小構成でBIOSが起動するまででトラブルが有る場合は、ファンの動作で見分けるのが基本の様子。ビープ音やポストステータスチェッカーみたいなものがあれば、それでも見分ける事ができる。

自作PCについて

また次回も自分でPCを組んでみたいと思う。CPUが変われば原則マザーボードも変える必要がでてきて、そうなるとメモリーも変えなくちゃいけなくなるので、使い回せるパーツが、ケース、電源、ストレージ、GPUくらいとなるが、とはいえトータルで見ると必要となる出費は、ゼロから組んだり、BTOで買うよりも安くなる気がする。買ってきたパーツが仮に初期不良となって起動しないとかがあったとしても、今回やってみてワンコイン診断サービスも知ったので、万が一の時は頼れる所があるというのは少し安心感がある。